WORKS

すき焼き北斎

DATE 2025/07/23
CONCEPT

すき焼き北斎は、江戸の美意識と現代の美食を結び付けるラグジュアリーな完全予約制の店です。店内には「北斎漫画」の版画ギャラリーが併設され、葛飾北斎生誕260年を記念して現代漫画家が制作した浮世絵版画に触れられます。予約制のため全席が完全個室で、白木を基調にした明るく清潔感のある和空間が、都会の喧騒を忘れさせる静けさを演出します。料理は料理人の平井善道氏が監修。彼は食材の状態を見てメニューを決め、国産野菜や旬の素材を無駄なく使い切ることを重んじるこの哲学のもと、A5ランク黒毛和牛の雌牛のみを使ったすき焼き・しゃぶしゃぶやステーキを提供し、融点が低く柔らかな肉質と繊細な旨味にこだわる。豊富な日本酒・ワイン・シャンパンと共に、アート鑑賞と美食を同時に楽しむ「大人の隠れ家」を実現す。

OBJECTIVES

この事業の目的は三つある。第一に、「浮世絵は現代のマンガやアニメの源泉である」と語られるように、葛飾北斎および日本の浮世絵文化を現代に蘇らせ、後世に継承する場をつくること。赤坂の店舗は、墨田区・北斎美術館と連携して進める「北斎浮世絵版画プロジェクト」のギャラリー機能を担い、20名の漫画家による版画を展示・販売することで、日本文化の価値を可視化し、作家への正当な著作権収益へ貢献する。第二に、ビジネス会食・特別な記念日にふさわしい高品質なすき焼きとステーキを提供し、顧客満足とKIZNA飲食部門のブランド価値を高めること。第三に、プロジェクト収益を次フェーズの準備費用に充てるなど、ブロックチェーンによる著作権管理や二次利用契約の拡大といった財団の長期戦略を支える基盤として機能させる。ゆえに、この店舗は食文化と芸術文化を融合した複合事業であり、KIZNA全体の「価値の可視化と共創」という理念を体現する装置である。

STRATEGY

目的を達成するために、以下の戦略を採用する。 1 顧客体験の徹底的な差別化 – 予約制・全室個室というオペレーションを堅持し、時間制限内であっても「一期一会」を感じてもらうサービスを提供する。平井善道氏の哲学に基づき、旬の素材を生産者から直接仕入れ、食材の状態に応じて調理法を変えることで、毎回違う感動を生む。A5ランク黒毛和牛の雌牛を使ったすき焼き・しゃぶしゃぶやステーキ、和洋折衷の酒類など、他店では味わえないメニュー構成を維持する。 2 アートとの融合と収益源の多角化 – 店内ギャラリーで浮世絵版画を展示・販売し、二次利用権も提供する。プロジェクトでは作品の予約販売や巡回企画展の開催を予定しており、店舗はその拠点として北斎美術館や東京スカイツリーなどとの連携を強める。版画販売だけでなく、墨田区やアニメ関連企業との協力により特産品やコラボ商品の販売も推進し、収益を多角化する。 3 ブランド価値の向上とマーケティング – KIZNAマーケティング部門と連携し、浮世絵版画プロジェクトのストーリーや料理へのこだわりを発信する。公式サイトやSNS、国内外のメディアを通じて「北斎漫画のギャラリーと美味しいすき焼きのお店」という独自性を訴求し、高所得層・インバウンド・文化関心層を取り込む。イベント開催や企業接待プランを企画し、法人顧客との関係を構築する。

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